昔から赤石川の鮎を金鮎と呼び
高級品として扱われてきました
地名が赤石と呼ばれているだけに
川底の色に由来しているのかもしれません
鮎も石に体色を似せますから
鮎も金色に近い色をしています
 
金鮎を高級品とするのには訳があります
赤石川の鮎の殆どが海から遡上する天然鮎であります
多少の放流もしていますが 
放流するための鮎も秋に赤石川から取った
親鮎を人工授精して育てているわけですから 
別の川の鮎と混合しません
 
天然遡上鮎は
スイカ メロン キュウリなどの匂いがします
 
この香りは石についた珪藻を鮎が食べるため 
鮎の身体は珪藻で出来ているようなものです
珪藻とは
高タンパク質 低脂肪クロレラに
近い組成で出来ています 
鮎は食べ物として健康に良い食べ物なのです
しかし川の水質が良くないと良い珪藻はできません
 
 
日本全国を見ても放流天然鮎が一般的です
赤石川の源流は 世界遺産白神山地の核心部です
お分かりのように赤石川は白神の雫が流れる川なのです
下流には民家が在りますが 中流から民家がありませんので 
水質が良くブナの原生林が作り出した水は世界遺産に指定された理由がココにあります
赤石川は鮎の捕獲は釣りのみでしか許可されていません
鮎を食べたければ 釣るしかありません
専門に販売することが出来れば 良いのですが 釣りとなると 大量には販売できません
まして 漁期が7月1日から2ヶ月ほどしか在りません
町おこしの為に何とか販売できないものか模索中ですが
とにかく始めて見ないとわかりませんので
自分が釣った分だけですが販売してみる事にしました
大量に売れれば 仲間にも手伝ってもらう事も考えています
   生きているうちに氷水で〆て 
すぐに一匹づつ袋に笹と鮎と水を入れ(冷凍焼けを防ぐ)冷凍しています
 
必要な分だけ解凍出来ますので無駄がありません笹も入っていますので飾りとして使用できます
 
冷凍庫に入れておけば かなり保存できますので食べたい時重宝します
 
私の経験では 生も冷凍も塩焼き田楽で食べる分には味は殆ど変わりません
かえって 釣ったその日か翌日ぐらいなら生でもいいのですが
これ以上になると冷凍の方が状態は良いです
白神山地の雫
    赤石川 金鮎